結婚して約3年、新婚旅行で見つけたモロッカンインテリアの世界を、私たちなりに表現すべく日々アンテナを張っています。
そんな筆者ですが、元々インテリアが大好きで新卒で壁紙メーカーに就職して企画・柄デザインの仕事をしていました。そこからインテリアデザイン事務所で少々内装デザインをかじり、現在はテキスタイルメーカー勤務に至ります。
インテリアが大好きで、インテリアに携わる時間が一番長かったので、このブログでちょっとだけ為になる情報を皆さんと共有できたらいいなと思っています♪
というわけで、今回は我が家を舞台にインテリア研究をしたいと思います!①モロッカンスタイルについて、②我が家インテリアコーディネート(賃貸マンション)について書きたいと思います。良かったら参考にしてみてください。
モロッカンスタイルとは?
モロッコ風のインテリアというと、カラフルでデコラティブな印象を持つ方が多いのではないでしょうか。しかし、私がお勧めしたいモロッカンスタイルはもっと素朴さのあるインテリアです。前者がマラケシュだと仮定すると、後者はモロッコ南東のサハラ砂漠に近い地域です。ベルベルの民族はこの辺りで生活されている方が多いようです。
大自然に囲まれて生活するベルベルの方々は、自然と共存し、物を大事に長く使ったり、古着を再利用してラグなどを作ったりして、丁寧な暮らしを大切にしているように感じました。
\こんな人におすすめ!/
・落ち着いた、寛げる空間にしたい
・フォークロアなデザインが好き
・無印良品やIDEEなどのナチュラルなインテリアが好き
・ベージュや生成色のインテリアが好き
・流行に左右されないインテリアにしたい
私が考える"ベルベルスタイル"なインテリアイメージを以下にまとめてみました。
木材は無塗装か白っぽいマットな塗装、生地は生成色で、素材そのものの良さを活かしたナチュラルなインテリア。ただ淡白なのではなく、ちゃんと一つ一つが大事にされている感じ。
ラグ
ラグは中でもモロッコを印象付けるアイテムです。
『ベニワレンラグ』というのは、モロッコならではのデザインで、白ベースに黒いチェックのラインが入ったウールのもので、ヨーロッパの建築家なども愛用している、お洒落さんに人気のラグなんです。インテリアショップにも置いているところは多いです。
また、『ボシャラウィット(ボシャルウィット) ラグ』というのもポピュラーなものです。裂織のようなもので、古着の再利用などでカラフルに織り上げています。ふさふさとパイルのようになっていたりして可愛らしいです。こちらはなかなか出回っていないので、お気に入りに出会えたらラッキー?
ゴムノキ
植物好きなら、ゴムノキがおすすめです。
熱帯アフリカが原産の品種も多く、フォークロアな雰囲気を演出できます。大きな葉でボリューム感があり、存在感がありますよ。
我が家も最近購入しました。『カシワバゴム バンビーノ』という品種です。バンビーノはバンビのように小さいという意味らしく、大きくなりすぎないので観葉植物に向いているそうです。
プーフ(プフ)
モロッコのクッション椅子は『プーフ(プフ)』と言います。中に古着や古紙などを入れて使うのがベルベルスタイル。いろんな色があります。
テーブル
シルバー(アルミ)トレイと木脚のローテーブル。トレーには細かい装飾が施されています。これは私も今欲しいと思っているものです。
中には、ゴールドカラーのトレイもあります。
照明
照明もアラビアンな雰囲気のデザインが色々あります。
大きく分けて透かし彫りタイプと、ガラスはめ込みタイプがあります。透かし彫りタイプは、光の広がり方がキラキラとして綺麗ですが、多用するとうるさくなってしまうのでランタンくらいの小さいサイズがいいのかな〜と個人的には思っています。
日本仕様に電球を改造してしているモデルが便利かもしれません。ペンダントライトなどもあり、形も様々です。
モロッコのインテリアが購入できるショップを別記事にまとめました!
賃貸住まい我が家のインテリア
賃貸マンション住まいの我が家、賃貸ならではの規制もありますが、上記の"ベルベルスタイル"を目指してインテリアを楽しんでいます。
と言うわけで、今回はリビングのコーディネートをお見せします!
リビングのインテリアコーディネート
間取り:2LDK
家族構成:夫(32/会社員)、私(32/会社員)のふたり暮らし
家購入前の仮?住まい
・色数を抑えてまとまりのある空間にする
・素材の風合い(材質やテクスチャ感など)が近い物でまとめる
・ナチュラルさを出すためにマットな質感のものをできるだけ選ぶ
カラフルなものが好きなので、つい選んでしまいそうになるのですが、グッと堪えて色数はかなり意識して抑えています。
我が家のリビングの顔であるこの大きなソファは、モロッコでよく見られる、壁に沿ったベンチソファをイメージしています。
壁いっぱいのソファにクッションを並べる。
それがモロッコ流!
お店で見るより家に入れた時の方が大きく感じで、届いたときは「で、、でかい😱!!」とかなり焦りましたが、なんとか収まりました。存在感があるし、横になるにもいい大きさです。
予算バランス調整のすすめ
予算が限られているときは、一点集中型にせよ。
インテリアデザインではよく使われる手法です。
全てにお金をかけられたら一番良いけれど、そうもいかないのが現実ですよね。それぞれのアイテムに予算を均してしまうと、貧相な感じに見えてしまうのです。なので、どこか一つでも見せ場を作ってあげると良いです。
我が家でいうとまさにソファがその"見せ場"なるアイテムです。
図解にしてみました。カラーボックスは白塗装でリメイクしたものだし、テレビ台はワイン箱を並べただけだったりするのですが、家を買う可能性もあるので、この部屋に合わせて家具を揃えすぎるのも勿体ないので。。。
それに、結構今のインテリアが気に入っています。居心地の良さが半端ないです。
賃貸にオススメのインテリアアイテム
賃貸では原状回復義務があるので、簡単にビスを打ち込んだりできないものです。壁に棚をつけたり、天井から照明などの装飾を吊り下げたりしたいけど、壁に穴を開けたくないという時に便利なアイテムが最近はたくさん売られていますね。
我が家で取り入れている、おすすめアイテムをご紹介します!
穴が目立たないフック(天井用)
壁にフックを取り付けるときは、虫ピンのような細い釘を複数打って固定できる物を探してみましょう。太いネジとは違い、抜いた跡が目立ちにくいのです(多少は残ります)。気になる方は、穴埋め材で補正したら良いと思います。
プラントハンガーや照明などを好きなところに吊り下げることができて楽しいです。
上記の商品は、石膏ボード用なので、コンクリート打ちっぱなしの部屋には使用できませんのでご注意を。
また、写真のようなプラントハンガーの作り方が見たい方は、こちらもぜひ。
長さが調整できるクリップスタイルカーテン
これは本当に便利なカーテンで、オーダーカーテンでなくても窓のサイズに合わせて長さが調整できちゃいます。
私が使っているのは、ieno textileさんの『マルチテキスタイル』シリーズです。
使い方は簡単で、カーテンレールに専用のクリップを引っ掛けて布を挟むだけです。折り上げる幅を調整すれば、窓の丈に合わせられます。折った短い部分がカーテンのバランスみたいで可愛いです。
マルチテキスタイル自体には、プリーツもフックもないのでカーテンとしてだけでなく、テーブルクロスなどに使用するなど、アイデア次第で幅広く活用できますね。
いかがでしたでしょうか。モロッカンスタイルは意外と取り入れやすく、アレンジがしやすいので、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです♪次は、別のエリアも紹介していきたいなと考えていますのでお楽しみに〜