フェズの旧市街”メディナ”
2018年10月3日
世界一の迷宮都市、フェズの旧市街を散策。世界遺産です。
旧市街のことを"メディナ(Medina)"と呼んでいます。
写真のような細い道が殆どで、空が殆ど見えません。これが280ha(Wikipedia調べ)もあるって、想像できるでしょうか。旧市街はぐるりと市壁に囲われていて、8つの門が設けられています。外敵の侵入を防ぐためだそうです。
ちなみに、私の前を歩いている白い服のおじさまが本日の現地ガイドさんです。ゆっくり丁寧な英語で解説をしてくれます。(私は半分くらい聞き取れたかな?あとは夫に訳してもらいました笑)
ブージュルード門
こちらがその門の一つ、ブージュルード門です。青いタイルがとても美しいです。
中央の大きなアーチから見えている一際高い塔は、マドラサと呼ばれる神学校で、中の一部を見学することができます。
マドラサ / フェズの神学校
ここが中庭的なところ。上の小窓はそれぞれ学生寮になっているそうで、ちらほらと学生さんらしき方が見えました。こんなに毎日人が来たら、落ち着かないだろうなぁと思いますけどね、大丈夫なんでしょうか。
お祈りをするプレイルームもここから見ることができます。
中央の噴水では顔を洗ったり?!するとのこと。
とにかく、装飾が素晴らしいのです。白い部分は石膏、そしてフェズ製のモザイクタイルに、シダーウッドの建具。厚みのある彫刻が、遠くからでもはっきりとした陰影を作っています。石膏の方は彫刻というより型取りと言っていたと思います。石膏の色だけなのに、すごく複雑に見えて、シンプルなのに豪華👀✨
この質感好きだ〜😣💖
メディナは超迷宮
そして再び迷路突入。ここはどこだい〜
旧市街は車が入れないので、ロバか、台車で荷物を運んでいるようです。
ちょっとした広場。鉄鍋なども有名なようで、トントン叩いて作っていたりしていたのが見えました。
みんなの憩いの場 モスク
モスクも外側から見ることができましたが、中には入れません。しかしとても綺麗でした。モスクはお祈りをしなくても集まっておしゃべりをしたり寛いで過ごす憩いの場となっているそうです。広々として、気持ち良さそうでした。こんな場所、日本にもあったらいいのに〜。
店は道の奥深く
ここは絨毯屋さんです。
入り口がやたら細くて暗くて怖いんですよ〜😭後ろからモロッコ人が付いてきて、めちゃくちゃ怖くて焦ってたら普通にお店の方でしたよ😭笑
ただでさえ異文化でビビってるのにやめてほしい😭笑
細い道を抜けたら広々とした空間にたくさんの絨毯が飾ってありました。
お店に着くなりミントティーを振舞っていただきました🌱足元にある絨毯は全てお店の人が広げて見せてくれたものです。モロッコではこういう買い物スタイルが一般的みたいなのですが、あまり沢山出されると、しまうの大変なのでは💦と申し訳ない気持ちになります。
それでも気にしなくていいんです。
こちらは木工家具の工房が集まる通り。
Museo Nejjarine (ネジャーリン木工芸博物館)
場所:Pl. Nejjarine, Fes 30030 Morocco
公式サイト:http://visitefes.com/it/archives/3337
そしてそのすぐ近くのこの素敵な門の先にはネジャーリン木工芸博物館があるのですが、もうクローズしてしまっていました。中の建築や、所蔵している木工芸品は素晴らしいようです。見てみたかったです。
そしてそして・・・
なんだか怪しげな場所でターバンを巻いてもらっている。
ここは以前はリアド?ホテル?だったところなのですが、いまは織物工房になっているとのこと。秘密基地のようだ。
シルクの織物たちです。奥に織り機がありますね。色はとても綺麗なのですが、いざ買おうと思うとあまり欲しい色がなく諦めました。
こんなふうに寄り道しながら歩いていたら、絶対に迷子になると思います。というか、こういう工房の入り口が分かりにくすぎるのでガイドさんが居ないとただ歩くだけで終わってしまうのではないかと思いました。
フェズは沢山見所があって面白い街ですよ!また次回に続きます〜
※この記事は、2018年10月に行ったモロッコ旅行記です。